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ウェブ制作を発注する側がする仕事

 

引っ越し後、今月2週目から通勤を始めているという話。

今日のランチは、店の禁煙席が空いていなくて、喫煙席に座った。もともと気にしていないんだけど、普段、子供と一緒の時は常に禁煙席なので、何だか新鮮で嬉しいな。

さて、私の今の仕事は、デザイン会社にウェブ制作を発注するためのコンテンツ制作。仕上がりを見ては、修正を依頼する。社内から、どうして欲しいという何の依頼もないというか、いきなり自分が依頼をしなきゃならない側なので、業界を知り、要望を拾い上げ、必要な情報を集めるところから始まる。まずは問い合わせが増加すれば、会社の利益につながるだろう。

デザイン会社とのやりとりで、自分自身が以前と変わったと感じる。人に対して押しの弱い自分だが、今の自分は好んでそうしている。その方が結果が付いてくるからだ。

社内では、デザイン会社がダメでちっとも動かない、依頼したにもかかわらず仕事をしない、サイトリニューアルが放置されているから、もっとプレッシャーをかけて何とかして欲しい、と聞いていたが、「とりあえず枠だけでも」という依頼でデザイン会社が勝手に完成品を持ってくるはずもなく、一部の枝葉の情報だけ渡しても、大枠が無いと取りかかれない。そもそも何の会社なのかも不明瞭で、何を撮影したのか分からない写真は大量にある状態。そこで困惑してしまっている制作会社の感じこそ、クリエイターらしいなと思う。制作途中のものは十分に優秀。

きちんと順を追って説明し、修正箇所をまとめ、「これで仕上げていただいて大丈夫です。」と控え目にメールする。どこが間違っているとか、直して下さいとかは言わない。だって制作途中のテストサイトだもの。

育児と同じだな。相手を信じて、褒め、感謝し、追い詰めない。そうすると良い仕事をする。