:: aquadrops ::

珍しく、業務委託を受けている会社へ訪問した。一年以上ぶりだ。私は元からリモートワーク。新型コロナの影響はない。

業務委託を終了したいとのことだ。社内で何とかやりくりする、と。ここ何年かで、一番長く広報を担当してきた会社だ。

私が提案したのは、上手くいかない今だからこそ、サイトリニューアル。社内で簡単にページ更新が出来るように、全面ブログ化。規模を縮小してミニマルな内容にする。要望はあえて聞かないので任せて欲しい。私には、この会社のあるべき姿がイメージ出来る。

一番やって欲しくないのは、素人やパソコンの苦手な人が集まって、ウェブや印刷物のデザインを見よう見まねで何とかしようとすること。専門外の仕事はストレスでしかない。生産性低下。特にコンピュータ、デザイン系の仕事は、出来ない人には出来ない。

お客様側に立ってみると、デザインの分からないお客様ほど、素人が手を入れたウェブを見て、たいしたことのない会社だ、と感じるものだ。ウェブが整っていると、ちゃんとした会社だな、と感じる。本当はウェブの制作者の品質なのだけど、良い意味でお客さんが騙されることで、会社が救われることもある。だから、会社がどんな困難な時も、ウェブや名刺だけは、会社のブランドを保って欲しい。

あと、こう伝えた。

いろんな会社と接していて、こんなにコミュニケーションがスムーズで気持ちの良い会社は、なかなか無い。優秀な人が揃っている会社だと思う。私はこの会社のそういうところが好きだ。優秀であるが故に、社内の問題点に気付き過ぎでもある。

縮小に囚われず、社長と一緒に、また新たなビジネスを考えると良い。この会社には、可能性がある。会社のウェブを一旦ブログにして、新しいビジネスを発信したらいい。業務委託を終了しても、私はいつでもこの会社を応援しているから、遠慮なく相談して欲しい。

そんな話をした。うちの子供が少し手が離れたら飲みに行こう、とずっと社長と約束したままだったな。世の中が収束したら、行かないと。だいぶ歳上の方だけど、勝手に友達だと思わせていただいている。