:: aquadrops ::

感性を磨くということ

 

今が平和すぎるのかもしれない。
「感じる力」が衰えている。

日記を書こうと思うが、
昔あんなに好きだった「書くこと」から離れてしまっていて、
言葉が出ない。
でも、まんざら悪いことではないと思っている。
マイナスのことを思わなくなっているのだから。

以前はマイナスだらけの日々、
逃げ場を失った自分は、作品にすべてを吐き出し、
作品を作らないと生きていくことが出来なかった。
しかも自分が死ぬかもしれない瞬間をカメラにおさめるなど、
無謀な表現で。
マイナス要因は時としてアート的に力を発揮する。
そんな表現方法に頼っていた。

その自分が今は、自分のままに生きている。
と同時に、そんな新しい自分にとまどって自分を出せずにいる。

やっと今がスタート地点なんだ、たぶん。
不足のない生活をした上で出てくるものをアートと呼べるようになりたい。

「感性」って何だ?
心の痛みを感じるのが「感性」でないならば、何を感じればよいのだろう。

幸い、身の回りにはアーティスト友達が多い。
そういう周囲からヒントを得つつある今日この頃だ。
最後に、今はもう撮れない写真を添付しておこう。